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『ピアノ調律担当日記』 その12 ~ピアノに優しい環境作り~夏の巻~

こんにちは!
島村楽器ららぽーと甲子園店の藤岡です!!!

ニュースを見ると
「今日の気温は30度を超えます!」
と言われ、毎日気温が高くてクーラーなしには生活が出来ません…


さて、人間もしんどい!!
実はピアノもしんどいかもしれません!

今回は
『ピアノに優しい環境作り~夏編~』
と題しまして、ピアノにも人にも優しい環境作りをお伝えします。
『ピアノに優しい環境作り~冬の巻~』はこちら!!
koshien.shimablo.com



それでは
レッツスタートです!!


前回の『ピアノに優しい環境作り~冬の巻~』でも紹介しましたが
ピアノにやさしい気温と湿度は

温度:15℃~25℃
湿度:40%~60%

となっています。

これは、ピアノの中身がほとんど木で作られている為、環境の影響を受けやすいことが理由しています。

アップライトピアノのアクション
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グランドピアノのアクション
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(アクションとはピアノの中に入っている音を鳴らすための仕組みのこと。)


これがピアノに良いと言われている温度と湿度です。
この数値の間に入るようにしておくとGoodです。
店舗では毎日湿度温度計と天気のチェックは外せません


でも、注意点が一つあります。
基準内とはいえ
変化の幅が大きいのはNGです!

急激な湿度・温度の変化によって最悪の場合、ピアノが変化についていけずに木が割れてしまう事があります。
一番多いのがピアノの
心臓部である、響板が木目に沿って割れてしまう事


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※響板とはピアノ裏側にあるおおきな木の板のこと。
細長く加工した板をきれいに継いでいくことで一枚の板に仕上げています。
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細かい木目に沿ってきれいに割れてしまうのです…
この響板が割れてしまうと、音の響きが悪くなってしまいます。
修理して直すことはできますが、一度お預かりしなければならないのでかなりの費用と時間が必要になってしまいます。


とはいえ、毎日温度や気温をチェックするのも大変なので、
人が過ごしやすい温度の中で急な室温の変化を避けるようにしてみてください




さて、夏といえば暑さもしんどい原因ですが、
気になるのは湿度!!



ジメジメ・べたべたするのが嫌でエアコンや除湿器を使われている方も多いのではないでしょうか?


ここが要注意ポイントです!!!!


エアコンの冷房機能を使用することで室温が下がると
同時に湿度は少し下がります。



しかし、異常な暑さの夏を乗り切るためにはエアコンをうまく使わないと体調を崩してしまいます。
ピアノも大切ですが、無理のないように過ごすことが大切です!


では、どのようにしたらよいのでしょうか?


1.除湿器を活用する。

湿気除去の強い味方除湿器!!!
何もしなければ湿度が65%近くにもなる夏の強い味方です。
恐ろしいことに、雨の日には80%にもなるんだとか…

なので、雨の日に除湿器は必須です!!

そしてポイントは
設定です。



除湿機には様々な機能を兼ね備えたモデルがあります。
除湿方法の違いや、タイマー機能・湿度設定・風向調整…等です。


湿度設定ですが
ピアノにやさしい湿度は40%~60%
なので大体50%を維持できるように設定しておきたいですね

(夏は湿度が基本的には高いので、平均値をとってもう少し高めにしていても良いかもしれません。)

除湿機によっては
「強・中・弱」

「高め・低め」
といったざっくりした表現のものもありますので
まずは除湿器がどれくらいの広さに対応しているか・どの設定でどれくらいの湿度に調整してくれるのかを確認してみて下さい。

また、機種によっては室温が1.2度上昇する機種もあるので詳しくは説明書を一度ご確認ください♪


!ポイント!
除湿の場合、加湿とは異なりエアコンをつけたと同時に使用する必要はほとんどありません。
何故なら、エアコンによってある程度湿度も下がるからです!!

なので、エアコンと除湿器の併用使いは過乾燥の危険があるので要注意です。


2.エアコンを活用する。

先程紹介したように、エアコンをつけるとある程度湿度は低下します。
そして、人間も過ごしやすい環境を作りやすいので熱中症の防止観点からも安心できます。


更には、エアコンを9時間以内にスイッチのON・OFF切替をする場合はつけっぱなしの方が良いなどの検証結果も多く挙げられています。

なので、エアコンで快適空間を常に作っておくのもありかもしれません。



夏の湿度対策をいくつか紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

ピアノに優しい環境とは急激な変化が少ない環境の事です。
温度や湿度の基準はありますが、絶対にこうじゃないとダメ!!
というものではありません。

なので、人が過ごしやすい温度の中で急な室温の変化を避けるようにしてみてください♪


次回テーマ
『演奏する正しい姿勢とは?』をお送りいたします!!
koshien.shimablo.com

是非ご覧ください

以上藤岡でした!


調律担当日記のまとめはこちら!!
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電話番号 0798-81-6651
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